2024/07/12 (更新日:2024/09/06)

四十肩、五十肩について

肩の症例, 首・肩

四十肩、五十肩について

 

 

年齢を重ねるごとに、肩がスムーズに動かなくなることがあります。

このような症状を「四十肩」「五十肩」と呼びます。

40代に症状がでれば四十肩、50代に症状がでれば五十肩と呼んでおり、

それぞれに違いはありません。

 

原因

 

・関節や腱の変性:長年の使用によって徐々に関節や腱がすり減り、変性が起こります。

変性を起こすと動かすたびに組織同士の擦れが生じ、炎症が発生します。

・運動不足、加齢:加齢や運動不足が原因で関節周囲の筋肉や腱の柔軟性が低下することが

あります。

硬くなった筋肉に日常生活での負担が蓄積されていき、ある日突然炎症が起こります。

・不良姿勢:猫背や巻き肩といった不良姿勢によって、肩周りの筋肉に負荷がかかり、

緊張や血行不良が起こりやすくなります。

血流が悪くなれば、日頃の身体にかかった負荷を回復させるための栄養が行き届かなくなり、

炎症を起こしてしまいます。

 

症状

 

・急性期

四十肩、五十肩が発生した直後の時期を急性期と呼びます。

この時期は炎症が激しいので強い痛みを感じることが多いです。

何もしていないじっとしてる時も痛みを感じ、夜間にも痛みがでるのが特徴です。

・慢性期

急性期よりも痛みが落ち着いた状態のことを指します。

慢性期は、肩の可動域に制限が生じます。

・回復期

痛みが落ち着き、徐々に回復へと向かっている時期のことです。

肩や腕が動かしやすくなってきます。

 

鑑別

 

同じ肩でも腱板を損傷して痛みがでている可能性もあるので、鑑別として検査法を

ご紹介します。

ペインフルアークサイン:検査する方は後ろ側に立ち、腕を横から上に挙げていきます。

60~120°の間で痛みがでたら陽性となります。

ドロップアームテスト:ペインフルアークサインと同じように横から腕を挙げていき、

90°のところで手を離します。

90°の位置でキープできず、腕が下に落ちた場合陽性となります。

 

予防法

 

 

・姿勢を正す:日常的な姿勢の悪さは身体全体の筋肉バランスを崩し、首や肩に負担を

かけやすくなってしまいます。

デスクワークやスマホなどで姿勢は悪くなりやすいので、日頃から背筋を伸ばして

姿勢を正し、バランス良く筋肉を保てるようにしましょう。

・適度な運動:加齢や運動不足で筋肉や関節の柔軟性が低下すると、四十肩・五十肩

が生じやすくなります。

普段からストレッチをし柔軟性を高め、なるべく動かすようにしましょう。

ウォーキングなど適度な運動は筋力の向上が期待でき、四十肩・五十肩になりにくい

身体作りにつながります。

 

 

上記症状でお悩みの方、夜に痛みがある方はお気軽にご相談下さい。

 

東大和市駅前はり灸整骨院  042-516-9901  

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