変形性膝関節症(OA)について
OAは、関節軟骨の退行性変化により、骨棘などが形成され痛み・可動域制限・筋委縮
・跛行(歩様が異常な状態)を生じる疾患です。
膝は歩行時に3〜4倍、階段昇降時は6〜7倍負荷がかかると言われているので、急激な体重増加
などはより負担がかかってしまいます。
中年以降の方によくみられ、女性の方が男性と比べ多いのが特徴です。
原因
加齢によって関節軟骨が弾力性を失い、それによってすり減ることで関節が変形します。
肥満や急激な体重増加は膝に大きな負担がかかります。
クッションの役割を果たしている軟骨がすり減りやすくなってしまいます。
また、O脚になりやすい方は膝の内側に負荷がかかりやすく、片脚起立時には大腿脛骨関節に
加わる力が約4倍増加すると言われているので不良姿勢は注意が必要です。
女性に多い理由!?
女性に多い原因として男性よりも筋肉量が少ない、女性ホルモンの低下が挙げられます。
筋肉量が少ないと軟骨に負担がかかりやすく、すり減りやすくなってしまいます。
加齢に伴い女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下してしまい、軟骨を
形成するため働かなくなると骨密度も低下してしまうのです。
症状
初期は立ち上がり時の痛みがでますが、進行してしまうと階段昇降時や歩行時にも痛みが
出てきてしまします。
関節軟骨がすり減ることで関節液の量が増え、膝に水が溜まってしまいます。
水が溜まることによって膝が曲げ伸ばししづらかったり、違和感や痛みを感じる場合が
あります。
施術と予防
水が溜まることによって痛みなどがある場合は、炎症を改善するために水を抜いたほうが
良いです。
肥満の方は膝に負担が大きくかかっているので、体重を減らすことも痛みを軽減できます。
膝を支える筋肉を鍛えることによって痛みを軽減し、負担を軽くしていきます。
膝関節伸展で働く大腿四頭筋の機能改善を行うことが重要です。
筋肉を鍛えるためご自宅でもできるパテラセッティングをご紹介します。
仰向けになった状態で膝の下にクッションを入れ、片方の足は膝を曲げ反対の足は伸ばした
状態をつくります。
両足伸ばしておこなってしまうと腰に負担がかかってしまうので、片足ずつおこないましょう。
伸ばしている足をクッションを押しつぶすように下に力を入れていきます。
これを5秒間キープし10回行っていきます。
1日3セットを続けていきましょう。
上記症状で膝に痛みがある方、膝に違和感がある方などはお気軽にお問い合わせください。
東大和市駅前はり灸整骨院 予約制
042-516-9901