鵞足炎について
鵞足とは、縫工筋・薄筋・半腱様筋の3つの筋で構成されています。
膝の内側(脛骨前方内側部)に付着しており、ここの部分で炎症が起きたものを鵞足炎と
呼びます。
鵞鳥の足のように見られることから、鵞足と付けられました。
原因
膝関節の屈伸動作が多く強制されるスポーツなどの繰り返される摩擦やストレスによって
発症します。
シューズが足に合っていない状態でスポーツを行うと、膝から下に負担がかかるので鵞足炎に
なりやすいと言われています。
変形性膝関節症や肥満の方などは負荷が増大されやすくなるので、注意が必要です。
症状
膝の内側約4cm遠位部の場所を押すと痛みがでてきます。
階段の昇り降りや歩行時に痛みが増してきます。
重症になると、なにもしていなくても痛みがでてきますので早めの治療が必要です。
鑑別
内側半月板損傷や変形性膝関節症(OA)などでは、膝の内側に痛みが出現するので症状が
類似します。
・腫脹の有無
・鵞足部に圧痛があるか
・ハムストリングスや薄筋を伸ばした際に痛みがでるか
などで鑑別をしていきます。
施術
オーバーユース(使い過ぎ)で起こることが多いので、安静が重要です。
急性期ですと、炎症が強い状態なのでアイシングをしていきます。
原因となっている筋の緊張を緩め、太ももの後ろと内側のストレッチも行います。
また、シューズが合わない方はインソールを使うことで膝の負担が軽減するのでおすすめ
となります。
膝の内側に痛みがある方、歩行時や階段の昇り降りで痛みがでる方はお気軽にご相談ください。
東大和市駅前はり灸整骨院
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