2025/10/24 (更新日:2025/10/24)
寝違えの起こる理由
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寝違えはなぜ起こる?
〜首の急な痛みの正体と接骨院での対処法〜
◆朝起きたら首が動かない!
「昨日まではなんともなかったのに、朝起きたら首が痛くて動かせない…」
そんな経験、ありませんか?
いわゆる「寝違え」は、多くの方が一度は体験する症状です。

◆患者さんの声
「朝、顔を洗おうとした瞬間に首がビキッ!ときて、そこから全然動かせませんでした。」 (40代女性・会社員)
「寝てる間に変な姿勢だったのか、右を向くと痛くて車の運転が怖かったです。」 (30代男性・ドライバー)
「スマホを長時間見てた翌朝に寝違えたので、姿勢のせいかなと思いました。」 (高校生・部活生)
多くの患者さんが「寝違え=寝方が悪かった」と思いがちですが、 実はそれだけが原因ではありません。

◆寝違えが起こる3つの原因
① 筋肉の軽い炎症・微小損傷
寝ている間に首や肩の筋肉が伸ばされたり、ねじられたりして、 筋繊維に小さな損傷(炎症)が起こることで痛みが発生します。
特に、冷えた部屋やエアコンの風、不自然な寝姿勢が原因になりやすいです。
② 頸椎や肋骨の関節のズレ
首や肩甲骨まわりの関節が軽くズレたり、可動域が制限されると、 朝の動き出しで関節包や靭帯にストレスがかかることで痛みが出ます。
→ 特にデスクワークやスマホ姿勢の多い方に多く見られます。
③ 自律神経・疲労の影響
ストレスや寝不足、体の冷えによって、筋肉が硬直しやすくなる(交感神経の過緊張)ことも寝違えの一因です。
季節の変わり目や天気の悪い日にも起こりやすい傾向があります。
◆接骨院での施術
寝違えは「ほっとけば治る」と思われがちですが、痛みをかばっているうちに、肩や背中までコリが広がることもあります。
当院では、
・首〜背中の筋バランス調整(手技療法)
・炎症を抑える超音波・ハイボルテージ治療、鍼治療
・回復を早める冷却・温熱療法
を組み合わせて、早期改善を目指します。
症状が落ち着いた後は、再発予防として姿勢指導、ストレッチなど日常生活のアドバイスも行います。
◆自宅での注意点
○痛みが強い初期は、無理に動かさない
○入浴・マッサージは炎症が引いてから
○高すぎる枕は避ける
○寝る前に軽く首・肩を回してリラックス
◆まとめ
寝違えは「その日の寝方」だけでなく、日頃の姿勢・疲労・冷え・ストレスなど、身体のバランスが崩れたサインでもあります。
首を痛める前に、違和感を感じた時点で早めのケアを行いましょう。
寝違えは“軽いケガ”です。 放置せず、きちんと整えることで再発を防ぎ、快適に過ごせます。




















