2025/11/13 (更新日:2025/11/13)
突然ぎっくり腰を起こしてしまった時の対処法とは?
ぎっくり腰を起きた時の対処法
―「動けない!」ときに絶対してはいけないこと・やるべきこと―

ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、 「重い物を持ち上げた」「くしゃみをした」「朝起き上がった」など、
ちょっとした動作で突然腰に激痛が走る状態を指します。
医学的には「急性の筋・筋膜性腰痛」「椎間関節の捻挫」「仙腸関節の炎症」など、
原因はいくつか考えられますが、共通しているのは腰の組織が一時的に損傷・炎症を起こしている状態です。
ぎっくり腰直後のNG行動 やってはいけないこと・理由

➀無理に動かす、ストレッチする
炎症が広がり、痛みが強くなります。
➁湯船に入る、温める
初期は炎症期なので、温めると腫れが悪化する可能性があります。
③強いマッサージを受ける
筋肉を刺激するとかえって筋膜を損傷する危険です。
④痛み止めでごまかして動く
一時的に痛みが引き体は楽になるが、根本的な治癒にはなりません。
ぎっくり腰を起こした直後の正しい対処法
まずは安静にしましょう。
横向きになり、膝を軽く曲げて丸まるような姿勢が一番楽な体勢です。
仰向けがつらい場合は、膝の下にクッションを入れるのもおすすめです。
痛みが強い間は“冷やす”
発症後24~48時間は炎症が強く起きているため、氷嚢や保冷剤で10〜15分冷却しましょう。
直接皮膚に当てず、タオル越しで行うのが安全です。
痛みが落ち着いたら少しずつ動かしましょう。
2〜3日経ち、痛みが落ち着いたら、動ける範囲内で軽い歩行やストレッチを行い、血流を促します。
痛みが強い場合は早めに専門家へ
腰以外(お尻・太もも・ふくらはぎ)まで痛みやしびれが出ている。
寝返りや立ち上がりが困難。
こうした場合は、椎間板や神経の関与も疑われるため、接骨院や整形外科での評価が必要です。
接骨院・鍼灸院でできること
当院では、急性期のぎっくり腰に対して以下のような施術を行っています。
・急性期(発症〜2日目):冷却・微弱電流・テーピング固定
・回復期(3日目〜1週間):手技療法・鍼治療・電気療法・温熱療法
・再発予防期:骨盤・姿勢の調整、インナーマッスル強化
特に鍼灸では、炎症部位周囲の筋緊張を和らげ、痛みの軽減と回復促進に非常に効果的です。

再発予防のために
○長時間同じ姿勢を避ける
○重いものを持つときは「膝を曲げて腰を落とす」
○適度なストレッチ・体幹トレーニングを習慣に
○冷え・睡眠不足・ストレスの蓄積にも注意
ぎっくり腰は「疲労のサイン」です。
一度治っても、体の使い方や姿勢を変えなければ繰り返すことが多いため、
コツコツとストレッチを行うことで予防をしていきましょう。

東大和市駅前はり灸整骨院
042-516-9901





















