2024/08/07 (更新日:2024/08/09)

肘頭滑液包炎について

腕の症例

肘頭滑液包炎について

 

 

肘頭とは、肘の尖った部分のことで机に肘をついたとき、接している部分が肘頭です。

この肘の先端である肘頭と皮膚の間には、滑液包といった液体が入った袋があります。

滑液包は肩、膝などの関節の近くにあり、骨や腱、筋のクッションみたいな役割をしています。

肘では、皮膚が肘頭の骨の上をスムーズに動く働きをサポートしています。

肘頭滑液包炎とは、この滑液包に炎症が起こった状態です。

 

症状

 

 

突然に起こる場合と徐々に進行してくるパタ-ンがあります。

最初は肘を動かしたときに、痛みを感じる程度ですが、進行してくるとじっとしているだけでも

痛みを伴います。

また、肘周辺に発赤や腫れが生じます。感染症が原因となっている場合は、局所に熱感を

伴ったり、発熱を伴うこともあります。

悪化してしまうと、肘を使うことが困難となり、日常生活にも影響が出てしまうので注意が

必要です。

 

原因

 

細菌感染:肘頭滑液包炎が起きる主な原因です。動物に噛まれることなどで細菌が侵入し、

炎症が引き起こします。また、黄色ブドウ球菌による感染も多く見られます。

痛みや腫れが強くなり、肘の動きが制限されることが多くなります。

 

過度な使用:ボールを投げる動作を繰り返すことや、肘を擦るような動作が多い仕事している

方は引き起こしやすいです。

負荷をかけやすくしてしまうので、炎症が起きる原因となってしまいます。

 

炎症性疾患:リウマチや痛風などの炎症性疾患も肘頭滑液包炎を引き起こすことがあります。

体内で炎症を引き起こしやすくし、滑液包にまでその影響が及ぶことがあります。

特に痛風の場合、尿酸結晶が滑液包に溜まり、炎症を引き起こします。

 

治療法

 

感染している場合は、お薬などを使った治療をしますので病院での対応が望ましいです。

まずは安静にすることが一番です!

肘の滑液包炎では、使いすぎや肘をつくといったことで引き起こすので、原因から取り除く

ことが重要です。

急性期や炎症が強いときには、アイシング、固定などを行います。

 

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