2025/07/02 (更新日:2025/07/02)
胸椎の可動性と背中の硬さ
~肩こり・猫背を引き起こす原因とは~
「背中が硬い」「肩が凝る」と感じる方は、その原因に胸椎の可動性の低下が疑われます。
胸椎とは、背中の真ん中にある12個の背骨のことを指し、肋骨とも連結して体幹の中心を支えています。
この胸椎の硬さがあると、身体にどのような影響があるのでしょうか。
胸椎の可動性が低いとどうなる?
・猫背になりやすい
→胸椎が後弯(丸くなる方向)に固定されると、背中が伸びにくくなり、猫背姿勢が慢性化します。
・肩甲骨が動きにくくなる
→肩甲骨の動きは胸椎の動きと密接に連動しています。
胸椎が硬いと肩甲骨もスムーズに動かず、肩こりの原因となります。
・首や腰の負担がかかる
→胸椎が硬いと、代わりに頸椎(首)や腰椎(腰)が過剰に動かされやすく、
負担が集中して痛みが起こりやすくなります。
・呼吸が浅くなる
→胸椎の可動性が悪いと肋骨の動きも制限され、胸郭が広がりにくくなる
ため呼吸が浅くなります。
胸椎が硬くなる原因
・長時間のデスクワークやスマホ操作
・猫背や前かがみの姿勢の癖、習慣
・運動不足
・加齢による柔軟性低下
特に現代人はパソコンやスマホを見る時間が長いため、胸椎の動きが悪く
なる方が非常に多いです。
胸椎の可動性を高めるセルフケア
➀胸を張るストレッチ
両手を後ろで組んで胸を開く
➁四つ這いでの胸椎回旋エクササイズ
キャット&ドッグやスレッドザニードルなど
キャット&ドッグ(背中を丸める⇔反らす)
スレッドザニードル
③フォームローラーで胸椎伸展エクササイズ
フォームローラーを肩甲骨の下に当てて背中を反らす
※腰痛に注意
④深呼吸のトレーニング
息を大きく吸い込む練習で、肋骨の動きを促す
まとめ
胸椎の可動性が失われると、背中が硬くなるだけでなく、
・肩こり
・腰痛
・呼吸の浅さ
が慢性的になり、それ以外にも様々な症状に悩まされることになります。
日々のセルフケアで胸椎を動かし、しなやかな背骨を保つことが大切です。
体の硬さに困っている方はご連絡ください。
042-516-9901
東大和市駅前はり灸整骨院