2021/04/05 (更新日:2021/04/05)
鍼麻酔?
こんにちは!
今回は前回に引き続き鍼がなんで効くかについて書いていこうと思います!
前回のブログはこちら
鍼麻酔⁉
この言葉を聞いたときは正気か?と思いましたが、実際に中国では1958年に扁桃の摘出手術で鍼麻酔が使用されてようです。
その後全手術の80〜90%に試されたようです!その後今のような通常の麻酔に変わっていたようです。
日本でも報告はあり、主に産婦人科領域で試みていたそうです。
無痛分娩や減痛分娩に応用されていたみたいです!
少し怖い感じはしますが、逆を返せば、それだけ鍼は鎮痛効果があるという事にもなりますね!
ここからは真面目に機序を書いていこうと思います!
体の中にある鎮痛薬を放出⁉
内因性モルヒネ様物質と言って体の中にある鎮痛薬を出してくれる反応が起こります。
炎症(痛み)が起きている部位に刺激(接触鍼やお灸)を加えてあげるとオピオイド受容体を作用して鎮痛が起こります。
またあえて鍼で微細損傷を起こしてアデノシンという物質を出して受容体に作用して鎮痛が起こると言われています。
難しいことを書きましたが、要するに痛い部分に鍼を刺すと痛みが減るというのはこういう機序が働いているからになります!
手当て⁉
みなさん手当てという言葉を聞いたことはありますか?
子供の頃痛いところがあると親に手をそっと当ててもらった経験があるかな?と思います!
これにもちゃんと意味があるんですよー
ゲートコントロール説といって痛みに対して触れるという刺激を入れることで、痛みを感じづらくさせるという効果があります!
これは痛いという情報を伝える神経より触るという情報を伝える神経の方が早く情報を伝えることを利用しています!
人間の体って面白いですね!
鍼の場合だと接触鍼をしたり鍼を刺して時間をおく置鍼などがこれに該当すると言われています!
こうやって読むと鍼も少しは不思議なものではなくなってくるかな〜を思います!
まだまだ難しい話をすれば他にも機序はありますが、これより先は眠たくなってきてしまうと思うので、今回はこれくらいで!
またわからないことがあれば質問して頂ければと思います!
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