2025/03/14 (更新日:2025/03/14)
足関節捻挫について
足関節捻挫
足関節捻挫はスポーツ活動において、最も起こりやすい怪我の一種です。
特にバスケットボールやバレーボールのようなジャンプを多用するスポーツに発生します。
ジャンプの着地失敗や、人の足の上に乗っかり、足首に内返しが強制されて起こる場合が多いです。
稀ですが、外返しが強制される場合もあります。外返し捻挫の場合は骨折を伴う重症化しやすい捻挫です。
サッカー、ラグビーなどのコンタクトプレー、野球のスライディングでも起こりうるもので、
スポーツをやっている方なら一度は経験があると思います。
いろいろなスポーツで発生しやすく、“軽視されやすい怪我”の一種です。
特に治療もせずに放っておくと捻挫をする癖がつき、足首の可動性が悪くなることで
スポーツのパフォーマンスも低下することがあります。
そうならないためには、捻挫の予防、もしくは再発防止に努めましょう。
「捻挫なんてたいしたことない」と思っている方は要注意です。
足関節の主な役割
・姿勢の制御(体の土台)
・地面の状態を感知するセンサー
・運動に対する支持、移動の推進力
・地面から受ける衝撃の吸収
などがあげられます。
捻挫をすることで足関節のアライメント(整列した状態)が崩れ、上記の役割にも影響が出てしまいます。
足関節は体の土台となっており、その土台が歪んでいると体全体にも不調が出現します。
例としてピサの斜塔を思い浮かべてください。土台部分が歪んでいるため、塔が全体的に傾いています。
これは人間の体にも同じことが言えます。それだけ正常な足関節が体には必要ということです。
予防
足首自体の柔軟性がカギとなります。常日頃からストレッチやエクササイズを行い、
足首の柔軟性を意識しましょう。
①アキレス腱のストレッチ
タオルを使い、足の裏に引っ掛けます。そこから足首が90°よりも鋭角になるように引っ張り、
アキレス腱が伸びている感覚のところでキープします。ポイントとしては「伸びている、気持ちいい」
と感じるところで止めることです。痛みがある状態では効果が薄れてしまうからです。
②足の指をグーパーする
指を目一杯広げるようにグーとパーを繰り返し行います。
最初は10~20回ほどで、慣れてきたら回数を増やしましょう。
次にタオルを床に敷き、指で手繰り寄せるように引っ張っていきます(タオルギャザー)。
最後に
・捻挫をしてしまったが対処法が分からない。
・または以前に捻挫をしてそれ以降、痛みや腫れがなかなか引かない。
・足関節がぐらぐらするような感覚がある。
といった症状がある方は一度ご連絡下さい。