2025/11/20 (更新日:2025/11/20)
突然の激痛!
「ぎっくり背中」の正体と接骨院での対処法とは?
重い物を持ち上げようとした瞬間、「ピキッ!」と背中に激痛が走った経験はありませんか?
その症状、「ぎっくり背中」かもしれません。
ぎっくり腰はよく知られていますが、ぎっくり背中も同様に突然の激痛で動けなくなることがあります。
今回は、この辛いぎっくり背中について、その原因と当院でできる効果的な対処法をご紹介します。

◆「ぎっくり背中」って、どんな症状?
ぎっくり背中は正式な病名ではなく、一般的に「急性背部挫傷」や「筋筋膜性疼痛症候群」などと呼ばれる状態です。
背中にある筋肉や、筋肉を覆う筋膜が突然傷つく(損傷する)ことで、強い痛みが生じます。
◆特徴的な症状
・特定の動作(体をひねる、かがむ、くしゃみなど)をした瞬間の激痛
・息を吸うだけでも痛むことがある
・痛みのせいで体が動かせない、姿勢を保てない
◆なぜ「ぎっくり背中」は起こるのか?
「突然」に感じますが、実はその前から背中の筋肉は悲鳴を上げていたかもしれません。
主な原因は以下の通りです。
・筋肉の疲労とコリの蓄積: 長時間のデスクワーク、前かがみの姿勢、運動不足などで背中の筋肉は常に緊張し、
硬くなっています。柔軟性が失われた筋肉は、少しの刺激で傷つきやすくなります。
・血行不良: 筋肉が硬くなると血流が悪くなり、疲労物質が溜まりやすくなります。
・急な負荷: 疲労が蓄積した状態の筋肉に、急な動作や過度な負荷がかかることで、耐えきれずに損傷してしまいます。
◆主に痛めやすい筋肉
・脊柱起立筋(腸肋筋、最長筋、棘筋)
・僧帽筋
・広背筋
・菱形筋
特に僧帽筋や菱形筋は肩甲骨周りについている筋肉なこともあり、非常に負荷かかりやすくなっております。

◆セルフケアと注意点
痛みが起きた直後は、以下の点に注意してください。
×NG行動
・無理に動かす: 痛いのを我慢して動いたり、ストレッチをしたりすると、炎症を悪化させる可能性があります。
・痛い部分を過度にマッサージする: 発症直後は筋肉が炎症を起こしているため、強く揉むようなマッサージは逆効果です。
○OK行動
・安静にする: まずは楽な姿勢で安静にしましょう。
・冷やす: 痛みや熱感がある場合は、氷のうや保冷剤(タオルで包む)で患部を冷やして炎症を抑えます。(発症から2〜3日間)

◆当院での「ぎっくり背中」治療
当院では、ぎっくり背中の症状を和らげ、早期回復を目指すための専門的な施術を行います。
問診・検査: まずは痛みの原因や現在の状態を詳しく伺い、痛みの程度や損傷部位を特定します。
・炎症の抑制(急性期):患部への鍼治療や、ハイボルテージ療法などの特殊な電気治療機器を使用し、
深部の深部の炎症を素早く抑え、痛みを軽減させます。 患部を冷やしたり、テーピングで身体の動きをサポートします。
・血行促進、筋肉の柔軟性回復(回復期):痛みが落ち着いてきたら、手技療法や温熱療法などで血流を改善し、
硬くなった筋肉の柔軟性を取り戻すサポートをします。
・再発防止の指導:正しい姿勢のアドバイスや、自宅でできる簡単なストレッチ方法、
日常生活での注意点などをお伝えし、ぎっくり背中の再発を防ぎます。
◆まとめ
ぎっくり背中の初期症状は強い痛みがありますが、適切な処置を行うことで回復を早めることができます。
「動けないから…」と我慢せず、痛みが引かない時や不安な時は、ぜひ一度当院にご相談ください。
皆様の健康をサポートするため、全力で施術いたします。




















