2025/07/15 (更新日:2025/07/15)

夏の脱水が引き起こす身体の不調

スタッフブログ, スポーツ, 自律神経

水を飲んでいるはずなのに「身体がだるい」「疲れやすい」と感じる方は、

気づかないうちに隠れ脱水を引き起こしているかもしれません。

脱水とは?

脱水は、水分と電解質(ミネラルやカリウムなど)が不足している状態です。

夏は汗を多くかくため、知らず知らずのうちに水分やミネラルが失われています。

体の約60%は水分、そのうち細胞内液が約2/3、血液などの細胞外液が約1/3を占めています。

このバランスが崩れることで脱水症状を引き起こします。

 

朝から脱水は始まっているかも

人は寝ている間にコップ1杯〜2杯分(約200ml)の水分を失われていると言われています。

夏は暑苦しく、エアコンの風などで乾燥しやすく体内の水分が失われがちです。

朝起きたときのだるさや軽い頭痛がでている方は、軽度の脱水状態になっているサインです。

 

なぜ夏に脱水が起きやすいのか?

・汗による水分・電解質の喪失

夏は安静にしているだけでも約1L汗をかくと言われています。

汗には水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなどの電解質も含まれており、失われると

筋肉や神経の働きに支障が出ます。

 

・エアコンによる乾燥・自律神経の乱れ

エアコンの効いた部屋に長時間いると、皮膚から水分が蒸発します。

温度差が激しいと自律神経が乱れ、体温調節や血液の流れに悪影響を及ぼします。

結果としてのどの渇きを感じにくくなるなど水分コントロールが鈍くなり、脱水を招きやすくなります。

 

・冷たい飲料による胃腸機能低下

冷たい飲み物を一気に摂りすぎてしまうと、胃腸が冷えて働きが低下してしまいます。

胃腸機能が低下すると水分や栄養素の吸収が不十分になり、脱水のリスクが高まります。

 

・睡眠不足による回復力低下

暑さや寝苦しさ、エアコンの冷えなどで睡眠が浅くなると、身体の回復力が低下します。

睡眠不足が続くと交感神経が過剰に働いて水分バランスが崩れやすくなり、疲労感や脱水症状などがでやすくなります。

 

脱水の予防

・起床時にコップ一杯分の常温水

寝ている間も水分は失われているので、起床時はコップ一杯分の水を飲むようにしましょう。

 

・運動前には200~300mlの水分+塩分

汗をかくと水分だけでなく、ナトリウム(塩分)も失われます。

タブレットなど簡単に塩分チャージできるものを常備しましょう。

 

・体調管理

尿の色が濃くないか

だるさや疲れやすくなっていないか

足がつりやすくなっていないかなどのチェックしましょう。

→小さな変化が脱水症状のサインです。

 

のどが渇く前に水分を摂るようにしましょう!

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