2025/06/27 (更新日:2025/06/27)
足底筋膜炎
足底筋膜炎とは、足裏の踵から足指の付け根の足底筋膜で炎症が起こる疾患です。
足底筋膜の踵骨付着部の疼痛(〇)と、母趾外転筋(母趾を開く筋)付着部の疼痛(△)、踵部脂肪体の
疼痛(✕)に分類することができます。
足底筋膜の踵骨付着部
扁平足(内側・外側・横アーチの低下)、凹足(外側アーチの低下)で発症するパターンがあります。
扁平足:足底筋膜への持続的な伸張ストレス
凹足:外側足底腱膜の機能低下によって内側足底腱膜への負荷増大
母趾外転筋付着部
足部回内運動で過剰な牽引ストレスによって発症する
踵部脂肪体
足底筋膜に炎症が起こると、周辺組織である踵部脂肪体まで炎症が波及し、脂肪体自体の
疼痛を訴えることも多い
主訴
「朝起きて一歩目で痛む」「長時間歩いた後や、休憩後に痛む」「土踏まずを押すと痛みがでる」
などと急性の症状だけでなく、慢性化している場合もあります。
「時間が経てば治るだろう」と放ってしまうと治りにくくなり、それをかばうことで他の場所を痛めて
しまう恐れがあります。
早めに治療を受けるようにしましょう。