2024/04/08 (更新日:2024/04/11)
シンスプリントについて
シンスプリントについて
シンスプリントとは過労性脛部痛や過労性骨膜炎とも呼ばれています。脛骨の骨膜が炎症を起こすスポーツ障害の一つです。
症状
運動時及び運動後に、ふくらはぎの中央より下の内側を中心にかけて広い範囲で痛みが現れます。ひどくなると安静時でも痛みが出てきます。
痛みのレベル
①運動時のみに痛みがでる
②軽い運動で痛みがでて、運動前後にも痛みがでる
③スポーツに支障をきたすが、日常生活には問題ない
④安静時でも痛みがあり、日常生活に支障をきたす
原因
・中学校で部活動を始めたために過度の運動量の増加
・ランニングフォームの変更
・固いグラウンドでの練習
・クッション性のなくサイズの合っていないシューズの使用
・下肢の形態異常(O脚、扁平足など)
・柔軟性の低下
マラソンランナーやジャンプをすることが多いスポーツ選手、特に10~16歳代の子どもに多いのが特徴です。
鑑別
シンスプリントは疲労骨折と同じようなところに痛みがでて似ているため鑑別が必要です。疲労骨折は骨に症状がでるためレントゲン撮影で鑑別ができます。ボンドのようなものが出る骨膜反応が起こります。これは受傷してからすぐにはでてこないので時間が経ってから鑑別が可能です。
施術と予防
基本的に運動の中止をします。痛みが出ている間は下腿への負荷が多くかかっているため、炎症を抑える必要があります。
痛みを取り除くために運動前後のアイシングを行います。
また、足関節やふくらはぎの周囲筋(下腿三頭筋、ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋)の柔軟性を向上させるストレッチを行うことでシンスプリントの予防ができます。
固い地面での練習、自分の足に合っていないシューズはシンスプリントを起こしやすくしてしまうのでクッション性のあるシューズを履くようにしましょう。
上記症状でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。
東大和市駅前はり灸整骨院 042-516-9901