2024/04/08 (更新日:2024/04/11)
半月板損傷について
半月板損傷について
半月板とは膝関節の大腿骨と脛骨の間に存在する軟骨のことで内側と外側にそれぞれ一つずつあります。半月板は、衝撃を緩和させるクッションの役割と位置を安定させる働きをしています。
原因
激しいスポーツによって負荷が加わったときや、交通事故などで強い衝撃が加わったときに起こります。加齢で半月板が変性して衰えて階段を上る軽い動作で起こったり、子どもでは外側半月板に円板状半月という先天的な形態異常に伴う損傷が多いです。
症状
膝を曲げ伸ばしする際に痛みや引っかかる感じ(ロッキング)や、膝に水などの貯留物がたまります。
テスト法
マックマレーテスト:仰向きで膝を屈曲させた状態から検者は股関節と膝関節を最大屈曲していきゆっくりと膝を伸ばしながら足を内旋、外旋を行っていく。クリックなどの音が聞こえたら陽性です。
圧迫アプライテスト:うつ伏せの状態で膝を床と垂直となるように曲げ、検者は踵を下に圧迫すると同時に足を内旋と外旋を行い痛みがでたら陽性です。
鑑別
同じ膝の疾患で前十字靭帯損傷や側副靭帯損傷があります。この2つは半月板損傷と似ているため発生機序、症状、テスト法などで鑑別をしていきます。また、この3つが同時に起こる不幸の三兆候と呼ばれるコンタクトスポーツで起こりやすいものがあります。
上記症状でお悩みの方、早く治したい方はお気軽にお問い合わせ下さい。
東大和市駅前はり灸整骨院 042-516-9901